三毛猫ホームズシリーズの第42作目となります。
色々なほかの作家さんの本を読んでから赤川作品を読むと感じるのは、「変わらないな~」って事。
どれを読んでも赤川さんらしくいつ読んでも変わらない味がある。
それはきっと赤川さん自身が作品を書く時の読者へのスタンスが変わらないからなのだろうと思う。
それが嬉しいって事が、何年も変わらずおつきあいしている理由なのかもしれない。
さて、今回のお話は片山と石津の2人が偶然指名手配犯の東良二を逮捕した。彼の妹は有能な弁護士を雇って少しでも罪を軽くして欲しいと願うが、高校生の身の上では費用がない。
そこで、兄の弟分の克夫に自分を誘拐するように頼むのだが・・・。
めまぐるしい場面展開で、思いつきからはじめた偽装誘拐の予定が、最初から狂ってしまい、誰がどうなっちゃってるやら(笑)複雑に絡み合った事件になってしまいました。
いつもながら赤川さんの本はあっという間に読み終わっちゃうんですよね。