「シアルヴィ館のクリスマス」と「セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴」の2つ収録。
そして前者が後者の前振り(時間的には逆ですが)になってます。
前作は歴史的な話や学者(頭のいい人達の)の理屈っぽい話がありますが、本編に当たる後作は若い頃の御手洗と石岡のお話です。
しかも、探し出すのは「セント・ニコラスのダイヤモンドの靴」と言うことと、季節がクリスマスと言うことで、事件としては欲張りな大人達の醜い争いなんですが、ちょっとおとぎ話風味な気がしました。
御手洗と石岡の二人が小学生の女の子の面倒を見ている姿が、なんだかとっても微笑ましくって、楽しかったです。