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ほんだなのひとりごと

「しゃばけ」「ぬしさまへ」畠中 恵

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「しゃばけ」「ぬしさまへ」畠中 恵

江戸の廻船問屋の若旦那一太郎は体が弱く外出さえ大騒動になってしまう。
ある日、こっそり外出した夜に人殺しを目撃。それがただの事件ではすまない大事件になってゆく。
しゃばけ

その解決のため、病弱で動きのとれない若旦那の代わりに奔走するのが家族同様の妖達。
事件が進むにつれ、なぜ若旦那の周りに妖達が集まるのかわかってきます。


そしてその続編がこちら。
ぬしさまへ
現在文庫化はこの二作品ですが、まだ続きがあります(現在5作品)この「ぬしさまへ」は短編集です。
<収録作>
ぬしさまへ
栄吉の菓子
空のビロード
四布の布団
仁吉の思い人
虹を見し事

「仁吉の思い人」では思わぬ人の正体がわかります。
ふつう、病弱で甘やかされた若旦那って聞くと、ものすごくわがままだったり、または甘ったれだったり、ひねくれてたり・・・って想像しがちです。
なので、本屋さんで最初にこの本を手に取った時は、ちょっとな~と思ってちょっと敬遠していました。
ところが読んでみると、この若旦那初めの印象ちょっと違うぞ~とわかってほっとしました(笑)。
病弱な事を恥ずかしく思い、どうにも言うことを聞かない体を抱えながらも、優く頭も良い。加えて性格も決して見かけ通りじゃなく、結構剛胆。
体さえ丈夫なら、立派な主として活躍できるだろうと思ってしまいます。
そんな若旦那だから、周りに集まる妖怪達も若旦那のために奔走してくれるし、甘えもする。

ほめすぎちゃいましたね・・・あたしも若旦那に惚れちゃったんだろうか?(笑)
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