江戸の廻船問屋の若旦那一太郎は体が弱く外出さえ大騒動になってしまう。
ある日、こっそり外出した夜に人殺しを目撃。それがただの事件ではすまない大事件になってゆく。
その解決のため、病弱で動きのとれない若旦那の代わりに奔走するのが家族同様の妖達。
事件が進むにつれ、なぜ若旦那の周りに妖達が集まるのかわかってきます。
そしてその続編がこちら。
現在文庫化はこの二作品ですが、まだ続きがあります(現在5作品)この「ぬしさまへ」は短編集です。
<収録作>
ぬしさまへ
栄吉の菓子
空のビロード
四布の布団
仁吉の思い人
虹を見し事
「仁吉の思い人」では思わぬ人の正体がわかります。