警視庁捜査一課を定年退職後にエキストラをする長源寺と愛犬フーバーの活躍「名犬フーバー」シリーズの第3弾です。
<収録作>
十時三十五分発「ひかりレールスター」
晩秋の月
コットン・ドック裁判
絆
名画『いたずら猫と婦人』
最初の作品『十時三十五分発「ひかりレールスター」』のあらすじは、
新幹線の車内での撮影のため、エキストラ仲間の八島と愛犬フーバーと共に新幹線に乗車中の長源寺の元に警視庁の後輩から携帯電話に銀行強盗犯が同じ新幹線に乗っているらしいと連絡が入ります。
そこで、早速長源寺は確認のため犯人のいる車両に出向いて行きます。
どれも特徴があって面白かったです。前作「封印された鍵」の時に感じた説教臭さがなくなっていて楽しめました。
ただ、最初の作品では、偶然乗り合わせた事で捜査員の到着前にある程度の協力をする分には別段問題はないのですが、いくら元敏腕刑事だからと言って、現役の刑事さんが到着後も捜査の指揮を執っていたのはちょっと疑問に思いました。
でも、フーバーの活躍を十分に堪能できたし、ひねりも効いていたので作品全体としては楽しめました。
その他の作品では、「コットン・ドックの裁判」のスーパードックぶりにはちょっと大げさかなあと感じましたが、ゴンという犬の登場する「絆」と言う作品は感動物でした。
1. 無題
去年ここで、フーバーを知って、すぐ
2冊買ってきて読みました。
前作で私が、オイオイと思ったこと、
まさにおっしゃる説教臭さ、それですね。
言いたい事はわからないではないけれど。
スーパーな犬とスーパーな元刑事、これ
からもふたりと仲間の活躍を楽しみにし
ています。ということで、こちらにTB
させて頂きたいのですが、よろしいで
しょうか。