続きが読みたい・・・。もう読めないと思うともっともっと読みたくなる。
山村美砂さんが亡くなったと知った時に思った事は、「沢木と小菊は?キャサリンは一郎と結婚出来るの?」・・・だった。
これを読んでいて、その時の思いがよみがえってきた。「シュウは今幸せに暮らしてるの?」って。
野沢さんの作品は「深紅」に続いて2作目に読みました。気に入るといつもはその作家の作品をまとめて読みたくなるのだけれど、この人に限っては急いで乱読したくない気持ちが強い。
それは限られた楽しみをじっくり味わいたいからなんだろうなぁと思う。
この作品は作者がハリウッドで映画化を夢見たとの事。単なるスリリングで非情の殺し屋の話ではなく、ひと味もふた味も違った味わいの殺し屋のお話でした。