タロット日美子シリーズの文庫書き下ろし作品です。
十数年前の「枕草子殺人事件」で服役していた男が出所。当時の関係者である日美子の友人が彼の復讐の最初の被害者になってしまった。
このシリーズも21年目となるそうです。私は初期の作品はほとんど読んでいたのですが、夫妻が神戸に引っ越し震災の被害に遭った頃からの分が所々抜けてます。
なので今回少し登場している「柏木太陽」が作家となって登場したシーンで妙によそよそしくって、あれ?と思ってしまいました。
確か、彼って日美子の親戚で日美子の事を姉のように慕ってなかったっけ??
(その辺の経緯を、どなたご存じだったら教えて下さいませ。)
時は流れているんだけど、やっぱりあの砂だらけの材木座の家がとても懐かしい。
以降ネタバレあります。未読の人は読まないでね。