気分転換に(気軽に読めそうな)面白い作品を探していた時に表紙が目についた本。
そしてタイトルから想像すると幽霊モノ。
と言うことで早速購入してきました。
警視庁の片隅にある「特殊捜査室」通称「お宮の間」所属の柏木雅彦警部補。
彼の同僚は
「物の記憶を読む」高島佳帆警部(窃盗担当)
「警視庁の最終兵器」伊集院馨警部補
「写真で生死を透視出来る」桜井文也巡査部長
そして室長の渡辺の4人。
(ただし室長以外は名前はあっても登場なし)
そして柏木の担当は・・・被害者の幽霊と話が出来る刑事である。
ストレスできりきり痛む胃をおさえながら、守護霊(?)の結花と先輩刑事の清水、霊能者の三谷に振り回されながら事件解決に奔走します。
表紙の雰囲気から、コメディーっぽい内容を想像してましたが、のっけのプロローグで子供の幽霊にホロっとさせられてしまいました。
まあ、以降登場の幽霊達はそれなりに我が儘だったり強者だったりでしたけどね。
でも呪ったり祟ったりって話がなかったので、読後感は悪くなかったです。(しかも怖くないし)
一日に3件も4件もの被害者の幽霊に事情聴取すれば、彼の性格からいっても胃も痛くなろうというモンですね。しかし、あんなにミルクをがぶ飲みしていておなかは大丈夫なんだろうか?といらぬ心配をしてしまった・・・。
キャラ的になんだか三毛猫ホームズシリーズ(赤川次郎作)の義太郎を思い浮かべてました。きっといいお友達になれそうな気がします(笑)。
これって続編出るんだろうなって期待してます。超有名霊能者・唐島縞子との対決が楽しみです。
肩のこらないユーモアサスペンスってカンジ。