映画の宣伝に影響されて読んでみました。 href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396332688/aaaaaaa05a/ref=nosim/" target="_blank"> | 陽気なギャングが地球を回す 伊坂 幸太郎 祥伝社 2006-02
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読直後の感想は・・・
「映画はきっと面白いんだろうなぁ」でした。
だって、映画のCMではみんなファンキーな衣裳に身を包んでとっても楽しそうだったんだもん。
先にそっちを見て、題名の印象からしてもっともっと楽しいんだと思っていたのでそのギャップが・・・。
あたしが読んだときは、どうしても時間がとれなくって一気に読めなかった事も影響しているのかもしれないけど、なんかテンポに乗り切れなかったのが敗因かも。
とはいえ、次作も既に購入済み(笑)なので、そんなに嫌いじゃなかったのかな?
表紙や題名からしてもっと楽しいお話かと思っていたんだけど、開けてみたらそんなじゃなかった。
テンポも速くて会話も多い。なのにイマイチ乗り切れない。
読後になんでなのか考え込んじゃいました。
一つは雪子のせいかな(笑)。
最初から最後まで笑顔がないんだもん。ずーっと悶々としていたので、「早く皆に話ちゃいなよ~」ってイライラ。
成瀬の冷静さもその一因。あたしはこういうキャラは好きなんだけど、何考えているのかわからなすぎ。脇役ならカッコイイんだけど主役級に持ってこられると、もう少し情報開示して欲しいって気持ちにさせられてしまいます。
後もう一つ。
前振りになる話がわかりやすすぎ。警官の制服にしても詳しく書かれすぎていて、きっとこの彼が後で役に立つんだろうな~とか、車の話にしても唐突にしかもしつこく入ってくるから、ああきっと後で利用するんだろうなって思ってしまった。
それがねらいだったら(わざと分かりやすく書いていたら)それは失礼!って謝りますけど。
って文句ばっかり書いちゃいましたが次作に期待してます。
強盗シーンをもっと沢山書いてほしいなあ。ギャングのお話なんだし。