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ほんだなのひとりごと

「陽気なギャングの日常と襲撃」伊坂幸太郎

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「陽気なギャングの日常と襲撃」伊坂幸太郎

ちょうど前作を読み終わったところで発売された続編。前作のもどかしい気持ちを一掃させてくれることをちょっとは期待したんですが・・・・。
4396208138陽気なギャングの日常と襲撃
伊坂 幸太郎
祥伝社 2006-05

by G-Tools


キャラは面白いと思うの。ストーリー展開も早いし、読みやすい。なのに読後に何か物足りない。
それがなんなのかとっても気になってしまう。
気になるのは何故か?・・・
きっと、もう一ひねり、もう少し何かがあればもっと面白くなるのに~って思うからだろうなあ。もったいないって。

今作は、雑誌で発表の短編を改編して一つの話にしたって事ですが、なんか無理にまとめない方が良かったンじゃないかな・・と。
4人の個性が出た話であればそれで良かったのに、無理矢理つなげたなら、もっとラストにガッチリつなげて「ああ、なるほど~、こう繋がるわけねぇ」と唸らせて欲しかった。
でも、伏線の張り方って前作もあまりうまくは無かったからなぁ、とため息。
あんなバレバレの伏線はないよねえ。それなのに、バラバラな作品を一つの事件にまとめていくなんて、もっと難しい作業だものね(笑)。

センスは悪くないのに、それを生かしきってないのがもの凄くもどかしいの。
設定悪くないのに、どこか雑な展開があったり。

それと強盗の場面に緊迫感がない。ギャング自体が彼らの「日常」だから、と言われればそれまでだけど、彼らがギャングであった事すら忘れそうだった。
ロマンを探しているのなら、彼らにはもっとギャングど道を真っ直ぐに貫いて欲しい。
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