「警視庁幽霊係」の第2弾です。
前作では名前だけしか登場しなかった「お宮の間」のメンバーが登場します。
前作は連作短編形式だったのですが、今回は長編作品です。
心疾患で急死した私立探偵新堂の死因を不審に思う先輩刑事の清水から頼まれ、彼の遺体が保管されている病院に向かう柏木刑事。痛む胃をおさえながら、今日も幽霊の事情聴取に駆け回る柏木刑事の活躍第2弾です。
前作もそうでしたが、幽霊ものなのに怖さを感じないんですよね。でも、幽霊の気持ちにホロっとさせられるんです。
それに、今回初登場の同僚刑事達も面白いですよ。彼らを主役でのサイドストーリーなんて読んでみたいかも。
しかし、伊集院馨刑事の「警視庁の最終兵器」の正体にはちょっと肩すかし?でも、面白いからまあ良いか?