ここのところ更新が滞っていたんですが、読書してないわけではなかったんです。
ただ、年末から春にかけては少々忙しいので、ついつい読みやすそうな作品を選びがちになり、その結果逆に感想が書きにくい状態(あっさりした作品は娯楽性が強いけど、感想も薄くなりがち?)に陥ってました。
でも、いい加減更新しないとねって思って。
で、以前読んでいてまだ感想を書いていない作品をご紹介です。
恩田陸さんに初挑戦してみました。
劫尽童女
以前から表紙と題名が気になっていたんですがなかなか手に取るチャンスに巡り会わなかったんですよね。
ジャンルは私好みの超能力系です。
父の手によって与えられた、人にはない能力を持つ少女・遙と超能力犬アレキサンダー。秘密組織「ZOO」から逃亡していた。
父を失った遙は、ある孤児院に身を寄せ静かに暮らしていたが、一人の子供が孤児院に来てから何者かが動き出した。
組織との対決って言うと「ナイトヘッド」を思い出しました。
あれ、面白かったなあ。辛すぎたけど、今も時々思い出す。
それに比べると、この少女は強いのよ。冷静に人を殺せる。周りには味方も多いし。
前半はかなり派手な彼女の活躍が楽しめます。
しかし決して嫌いな作品じゃないんだけど、前半が面白かったのに、後半はテンポが速すぎで、展開も大胆過ぎ。
ラストもちょっと??何故ああなるの?って置いてきぼりを食らってしまいました。
この展開だっったら、もう少し書き込んで欲しかったなあと、ちょっと残念。